カブトムシの飼い方(成虫・幼虫)

国産カブトムシの飼い方は、クワガタとほぼ同じですが、非常に活発に活動をするために「大きいケースで飼う」ことが重要です。

最低でも「小ケース」、オスメスつがいなら「中ケース」、幼虫を採りたいなら「大ケース」で飼いましょう。カブトムシは昼間は土の中で眠っていることが多いですから、ケースにはたっぷり「昆虫マット」を入れましょう。クワガタよりも水分は大目にします(目安は2倍)。マットはケースの半分以上入れたほうがいいでしょう。また、転倒防止に「小枝」や「枯れ葉」なども入れてあげましょう。

餌は非常に沢山食べます。一匹のカブトムシは、一日でゼリー(16グラム)を食べきってしまいます。虫の数だけ餌は入れておきましょう。また「バナナ」「りんご」も大好きですので、皮をむかずに半分に切った状態であげてもいいです。ただし腐りやすいので2~3日で交換しましょう。

カブトムシは非常に活発でケンカが大好きですから、複数飼いは本来はやめたほうがいいですが、ケンカを観察するのは面白いですから、大きいケースで複数飼いをするといいでしょう。中ケースにオス二匹なら、餌を多めに入れておけばいいでしょう。

大ケースに、マットを8分目くらいまで入れて、オスメスのつがいを入れておくと、メスが卵を産むことがあります。カブトムシの幼虫は比較的簡単に飼えますので、挑戦してみると面白いです。

飼っていた国産カブトが死んでしまったけどケースを片していたら幼虫が・・・、という方もいることでしょう。というわけで簡単カブト幼虫飼育編です。

カブトの幼虫飼育のきもは「十二分な餌の量」に尽きます。これさえしっかりしていれば、ほとんどりっぱな成虫になって羽化するでしょう。

では実際にはどのようにすればいいのか?まず餌ですが「未発酵マット」「添加発酵マット」「カブト幼虫用マット」「腐葉土」「クワガタの幼虫を飼っていて、交換の際出る使用済み菌糸・またはマット」などがカブトの餌として使えます。マット系は加水して使います。マット1リットルに対して水100CC位混ぜてください。腐葉土、使用済み菌糸・マットはそのまま使います。それぞれの餌を混ぜて使ってもOKです(ケースが大きいと、マットだとコストが大変です。腐葉土を混ぜましょう)

餌の量が重要になってきますので、「1~2匹なら小ケース」「3~5匹なら中ケース」「6~8匹なら大ケース」「9~15匹なら衣装ケースの50センチ位の」「15~25匹なら衣装ケースの一番大きい75センチのもの」で飼いましょう。

餌はケースの8分目以上まで入れます、出来るだけ沢山入れるのがコツです。ケースの蓋はコバエが沸いたり乾燥したりしないようなものにします。また、衣装ケースは加工せずそのまま使います決して穴など開けないように)。

衣装ケース以外は家の中の暖房の無い部屋に置きましょう、衣装ケースは家の外に置きましょう。氷点下5度でも衣装ケースの大きさなら大丈夫です。あとは来年の3月までそのままにしておきます。

3月末になったら餌交換をします。このときケースの底から10センチは固く押し固めてください、残りは押し固めなくてもいいです。小さな容器はケースの半分まで押し固めて入れてください。餌交換後は幼虫を餌の上に置いとくだけで自分で潜っていきます。一日経ったら様子を見ます。幼虫が潜ってなかったら、半日ほど蓋を開けておいてみてください。

あとは羽化を待つばかりです。家の中なら早いものは5月中旬、外でも7月上旬には遅くとも羽化して出てきます。中々出てこないからといって掘ったりしないように

 

                                   

 

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